Columnコラム

現実的な勤務時間を設定

会社員や派遣スタッフとして働くエンジニアの場合、就業開始時間と定時が決められており、
残業についても会社が管理するため勤務時間をコントロールしやすいと言えます。
しいて言えば、心身共に負荷をかけすぎないように過剰な就業時間にならないように残業時間をコントロールすることが重要です。

一方で、フリーランスで働くエンジニアの場合は、自分にとって適正な勤務時間がどの程度かを見極め自ら勤務開始時刻と終了時刻を設定し、これらの時間をできるだけ厳密に守ることを習慣づける必要があります。

これにより、燃え尽き症候群を防ぎ、仕事がプライベートな時間を妨げないようにすることが可能になります。

セルフケアを優先

健康的なワークライフバランスを維持するには、休憩、運動、余暇活動に参加することが不可欠です。
エンジニアは、自分の好きな野球やサッカーなどで身体を動かし汗をかいたり、
ヨガや瞑想などリラックスして充電するためのセルフケアアクティビティの時間をつくることは
心身共に自らをケアするのに有効です。

また、リラックスする手法としては、身体のメンテナンスのためにマッサージを受けたり、
好きな映画や漫画を読むなどして日常から思考が放たれる時間をつくることも有効です。

時間管理の実践

エンジニアは、タスクに優先順位を付け、責任を委任し、
時間を浪費する活動を排除することで仕事と私生活の両方に十分な時間を確保することが可能になりますが、
そのためには適切な時間管理が仕事と私生活のバランスを取るための鍵といえます。

適切な時間管理は、言葉でいうのは簡単ですが、
自分の裁量だけで決められることばかりではないため、簡単ではありません。

自分の裁量を増やすためにプロジェクトや社内における自分自身のポジションを上げたり、
時間管理をする責任者に対して意見が言える立ち位置を確保することも有効です。

1. チーム内コミュニケーション

   エンジニアがワークライフバランスを重要視するためには、
   仕事においてロードマップやタスクの優先順位、役割分担などについてチーム内で話し合って、
   作業が効果的に管理され、全員がプロジェクトに対して共通認識を持つ必要があります。

   自身が望むワークライフバランスを実現する環境をつくりだすためには、
   共に仕事をするチームに対して、オープンで率直なコミュニケーションをすることが不可欠です。

   別の言い方をすれば、チーム内メンバーとの相互理解を高め、
   互いを尊重できる環境をつくることが重要であると言えます。

1. テクノロジーを賢く利用

   テクノロジーは、ワークライフバランスにとって、プラスにもマイナスにもなり得ます。
   エンジニアは、生産性を高めるツールなどのテクノロジーを使用して
   作業をより効率的に管理する必要がありますが、
   一方でテクノロジーに依存し過ぎることはリスクにもなり得ます。

   しかし、一方でPCやスマートフォンで、ソーシャルゲームやSNSでのやり取り、
   YouTubeで好きな動画を見るなど、
   非常に楽しい時間ではあるもののそれらに費やす時間にも注意する必要があります。