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エンジニアのキャリアアップとは?多様化するエンジニアのキャリアパスで抑えるべきポイント

キャリアアップ支援
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エンジニア

目次

    はじめに

    エンジニアのキャリアパスは、以前と比較して非常に多様化してきました。

    従来であれば、システム会社に所属し、プログラマーからスタートして、システムエンジニア、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーになっていくのが一般的なキャリアパスでした。

    しかしながら、IT技術の発達と働き方の多様化が進んだ現在、エンジニアのキャリアパスはますます多様化しています。

    本記事では、エンジニアのキャリアパスについて詳しく解説していきます。

    多様化するエンジニアのキャリアパスを考える上でのポイント

    近年のエンジニアのキャリアパスは、AIやIoT、クラウド、ブックデータなどの最先端のIT技術が発達したことで、エンジニアとしての職種が以前に比べ圧倒的に増えました。

    以前であれば、プログラマーを経てシステムエンジニア、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーになるのが一般的でした。

    しかし現在はITコンサルタント、ITスペシャリストやフルスタックエンジニア、AIエンジニアやデータサイエンティスト、クラウドエンジニアなど、2000年頃には見られなかったような職種も増え、エンジニアのキャリアパスは幅広い発展性を持つようになりました。

    だからこそ、エンジニアのキャリアパスを考える際には、純粋にスキルを磨き、最新の言語を学ぶだけでは十分ではなくなってきたとも言えます。

    本コラムでは、エンジニアのキャリアアップを実現するキャリアパスを考える上での3つのポイントについてご説明します。

    1. 10年後、こうありたいエンジニア像を明確にする
    2. 理想的なエンジニアになるために必要な知識・経験・スキルを明確にする
    3. 必要な知識とスキルを身に着けられる環境を考える
    1. 「10年後、こうありたいエンジニア像を明確にする」

      多様化するエンジニアのキャリアパスを考える際には、まず最初に10年後・20年後にこうありたい、というエンジニア像、自分らしさを感じられるエンジニア像を考えることから始めることが重要です。

      もちろん、10年後・20年後にはシステム技術や開発言語も現在とは様変わりしているであろうことは想像に難くありません。

      しかしながら
       「エンジニアとしてコードを書き続けていたいのか?」
       「プロジェクトをマネジメントしていたいのか?」
       「フリーの立場で自身が望むプロジェクトを選んで取り組める状態にしていたいのか?」
      など、その方向性は様々であると思います。

      自身のありたいエンジニア像を明確にするために重要なのは、具体的な開発言語やスキルをイメージするというより、どのような立場・役割・関わり方、さらに、どのような生活スタイルで仕事をしていたいかなども含めて、理想像を描くことが重要になります。

      このイメージを持つと持たないとでは、描いたキャリアパスの精度が全く異なってきます。

    2. 理想的なエンジニアになるために、必要な知識・経験・スキルを明確にする

      自身がありたいエンジニア像、自分らしさを感じられるエンジニア像が具体的にイメージできた後に取り組むべきことは、自身に必要な知識・経験・スキルがどのようなものかを検討することです。

      前述したように、開発言語や開発環境などは大きく変わる可能性がありますが、10年後・20年後に自身が担っていたい立場や役割を考えると、直近で経験すべきプロジェクトや、すぐにでも学ぶべき知識・スキルが明確になります。

      キャリアパスにおいて「やった方がいい」とされるものはたくさんありますが、この考え方は非常に危険です。

      エンジニアの方は、ただでさえ多忙であるケースが多いため、「やった方がいい」程度のことを実行するための時間を取ることは不可能であると考えた方が無難です。

      むしろ自身のキャリアアップにしっかり向かい合い、「やらなければいけないこと」を明確にし、可及的速やかに経験し、身に着けることに特化することが最も重要です。

      こうした観点を持ち、寄り道することなく、最短で自身の理想とするキャリアパスを実現する行動をとることが非常に重要です。

    3. 必要な知識とスキルを身に着けられる環境を考える

      自身のキャリアアップのためには、必要となる知識やスキルを身に着けることは不可欠です。

      従来であれば、アサインされるプロジェクトに依存する場合が多分にありましたが、昨今では、技術を共に高め合える場として、エンジニアのコミュニティが非常に多くあります。

      また、技術を学ぶ場としては、オンライン上のスクールや副業の機会も多くなっています。
      クラウドワークスやランサーズのようなサイトを活用するのも、有効な一つの手段と言えます。

      また、今すぐの転職を考えていない場合であっても、転職エージェントに登録をし、キャリアについて中長期的な観点で相談・サポートを依頼することも有効な手段と言えます。

      こうしたあらゆる手段を駆使し、自身がありたいエンジニア像に近づくための知識・スキルを身に着ける環境を考えることが重要です。

    おわりに

    多様化するエンジニアのキャリアパスを考える上での3つのポイントをご説明致しました。

    日々、プロジェクトに邁進され、非常に多忙な毎日を過ごされるエンジニアの方にこそ、このようなステップでキャリアアップを考えていただければと思います。

    また、キャリアアップを考える際、見落としがちですが決して忘れてはいけない「自分らしさ」についても、重要視していただきたいと思います。

    アイグルーヴのサポート

    多様化するエンジニアのキャリアパスを考える上で必要な3つのポイントをご紹介します。

    多忙なエンジニアの方々だからこそ、一度立ち止まってキャリアパスを考えることが重要です。