Columnコラム

自分らしさとは何かを明確にする

自分らしさを大事にすると言っても、「具体的にどのような状態が自分らしい」ということを考えたことがない方も多いのではないでしょうか。

日本の教育において「自分らしいとは何か？」と言った問いを投げかけられる機会は決して多いとは言えませんし、体系的に自分らしさを明確にするためのプロセスを学ぶ機会も多いとは言えません。

そのため、日本人は先進国の中でも「自分らしさ」について意識している割合が非常に低いようです。

しかしだからと言ってしょうがないで済ましていいことでもありませんので、自分にとって心地よく感じられる「程良い働き方」は「程良い生き方」に通じるため、自分らしさを明確にすることは不可欠であると言えます。

自分らしさ失わない生き方を考える

自分らしさを明確にした後は、この自分らしさを失わない働き方を検討することが重要です。

エンジニアとしてキャリアアップして非常に高い評価を受け、年収や報酬が人並み以上の水準になったとしても、疲弊して自分らしさを失ってしまっては本末転倒です。

エンジニアとしてキャリアアップするために努力することはもちろん重要ですが、限界値を超えてしまうと自分らしさを失うことにつながりますので、最も避けなければいけない状態と言えます。

自分らしさを失わずかつエンジニアとしてキャリアアップをするために、バランスの良い働き方を早期に見つけることが非常に重要であると言えます。

自分にとっての「程良い働き方」を明確にする

自分らしさとは何か？自分らしさを失わないためには超えてはいけない限界値は何か？が朧気ながらでもイメージ出来たら、これらを考慮した働き方がどのようなものであるか、
自分にとって「程良い働き方」とはどのような働き方であるかを検討します。

「程良い働き方」と言っても人それぞれその加減は異なります。

そのため、「程良い働き方」を検討する場合には、これがベストな「程良い働き方」だというものを探すということではなく、理想の状態とこれ以上は譲れないという状態のそれぞれを明確にすることが有効な手法と言えます。

理想的な「程良い働き方」を検討する場合には、働く時間が最も少なく自由になる時間が多いことを前提とし、その中で具体的にどのような日常を過ごしたいかを考えます。

そしてその理想的な過ごし方を送るためにはどの程度の年収が必要かを明確にします。

またこれ以上は譲れない状態を考えることについても同様のプロセスで考えます。

そうすることで、自身が程良い働き方だと思えるレベル感を掴むことが可能になります。