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これからのエンジニアの働き方を「満足度×キャリア」で考える

キャリアアップ支援
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    はじめに

    「国策としての働き方改革」や「コロナ禍で浸透した多様な働き方」などにより、画一的な働き方ではない自分らしい働き方にとは何かを考えるエンジニアが非常に増えています。

    こうした社会情勢の変化や仕事に対する意識の変化が日々加速しているため、これまでのように「●●のような生き方が間違いない」「■■のようなキャリアアップが正解」という定義が意味を持たなくなっています。

    逆説的に言えば、エンジニアの生き方は方にはまったようなものはなく、ある意味においてモデルケースもないのかもしれないということです。

    だからこそ、これからはエンジニア一人一人が、満足度の高いライフスタイルを見つけるためにも、自身の考え方や自身の想いを反映した生き方を考え行動することが重要になると言えます。

    こうした状況を踏まえ、本記事ではエンジニアが自身のライフスタイルに合う働き方を考える際にテーマのひとつとして上がる「満足度」について詳しく解説していきます。

    エンジニアがライフスタイルに対する満足度にフォーカスを当てたキャリア形成を考えるためのポイント

    働き方改革が進む中、自分らしさを大事にしながらエンジニアとしてのキャリア形成をしていく上で、
    ライフスタイルについて高い満足度満たす生き方を検討する際に考慮すべきポイントについて詳しく解説していきます。

    1. エンジニアは幅広い働き方を選べる仕事であることを再認識する
    2. ライフスタイルを決めるのに正解はないことを再認識する
    3. 満足度の高いライフスタイルを見つけるための考え方を知る
    1. エンジニアは幅広い働き方を選べる仕事であることを再認識する

      エンジニアは、需要に対して2030年に45万人不足すると言われるくらい売り手市場の職種であり、今後更に需要が高まり続ける職種であると言えます。

      また、昨今の働き方改革やリモート勤務の浸透、仕事を探すためのサービスの充実化なども相まって、働き方の自由度がこれまで以上に高くなっています。

      時代の流れとしても、都心部からの移住も増えている中で、自分の好きな街でフルリモート勤務で働くということが普通に考えられる選択肢になってきました。

      機械メーカーや食品メーカーなどのエンジニアと比較して、システムエンジニアは一定以上のスペックのあるPCがあれば、
      場所に対する制約を受けることがほとんどないため、これら社会的な流れにいち早く順応した職種とも言えます。

      エンジニア自身のライフスタイルを考える上で、働き方の選択肢が非常に多くなったことを理解し、
      自身がそれぞれの働き方を選んだ場合をリアルに想像することは、自身のライフスタイルを確立する上で重要であると言えます。

    2. ライフスタイルを決めるのに正解はないことを再認識する

      「ライフスタイルを決める」というと、「どこから考えたらいいかわからない」という意見が多いのは、エンジニアだけではなく他の職種においても同様です。

      働き方の選択肢がこれまでにないくらい圧倒的に増えたということに加え、自身の趣味嗜好などについて棚卸をしないと決められないということもひとつの要素と言えます。

      しかし、根本的な問題でいえば、そもそも「ライフスタイルに正解はない」ということを再認識する必要であり、自身にとってベストもしくはベターなライフスタイルを見つけるためには、
      語弊を恐れず言えば、「誰かが推奨してくれるいくつかある理想のライフスタイルの中から選ぶ」という考え方を捨てる必要があります。

      これほど多様な働き方ができるようになり、働く場所に対する制約も少なくなった今において、これまでのセオリーとされてきたものは前提から変わっているので、もはやセオリーと言えなくなっています。

      エンジニアが自身にマッチしたライフスタイルを決めるためには、すぐに答えを出さなければいけないということでもないので、フラットに自身と向き合い、自分との対話を進めていく事が重要であると言えます。

    3. 満足度の高いライフスタイルを見つけるための考え方を知る

      エンジニアが自身にマッチしたライフスタイルを見つけ、最終的に満足度の高いライフスタイルに行きつくためには、いきなり100点満点のライフスタイルを見つけようとしないことが重要です。

      「いきなり100点満点のライフスタイルを見つけようとしない」というと、今度は逆にどの程度のレベルまで考えればいいかということが疑問に浮かぶかと思いますが、
      点数的に言えば60点、5段階評価でいえば4を付けられるレベルのライフスタイルを見つけることを当面の目標にすると非常に考えやすいと言えます。

      もちろん、検討する場合には点数的に言えば80点、5段階評価でいえば5を付けられるレベルのライフスタイルを見出すつもりで取り組むべきですが、
      必ずしも、そこまでのレベルでなかったとしても、実際に方針が決まったら動いてみるということが重要になるということです。

      人間だれしも失敗はしたくありませんが、「失敗したくないから慎重になりすぎる」ということでは時間ばかりが過ぎてしまい、人生を楽しむ時間を短くしてしまうことになりかねません。

      だからこそ、60点主義で自身ライフスタイルを検討した後はなるべく早く行動に移し、徐々に満足度の高いライフスタイルに近づけていこうとすることが重要であると言えます。

    おわりに

    エンジニアとしてキャリア形成を行う上で、盲目的に役割・スキル重視で考えるのではなく、自分らしさを失うことなく、むしろ自分らしさを大事にした生き方を考えることが必要です。

    そのためには、自分らしく生きられる自身にマッチしたライフスタイルの確立は不可欠なため、自分と向き合いどのようなライフスタイルが満足度が高くなるのかについての検討が必要です。

    エンジニア一人一人が自分らしさを体現できるライフスタイルを見出し、更にその満足度を上げていく事はエンジニアにとって今後重要度を増すものと思われます。

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