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【未経験者向け】エンジニアの仕事内容を知る「システムエンジニア(SE)」

キャリアアップ支援
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目次

    はじめに

    2030年には79万人のIT人材が不足すると言われている状況において、今後益々エンジニアの需要は高まっていくことは必然です。

    大学や専門学校を卒業しシステムエンジニアとしてキャリアを始める方だけでなく、他の職種を経験している方が20代の途中からシステムエンジニアにキャリアチェンジするケースも非常に増えてきました。

    また、「国策としての働き方改革」や「コロナ禍で浸透した多様な働き方」などにより、画一的な働き方ではない自分らしい働き方とは何かを考えるシステムエンジニアも非常に増えています。

    こうした状況において、これから社会人になる学生の皆さんや社会人として既になんらかのキャリアをお持ちの方でシステムエンジニアを目指される方を対象に、
    システムエンジニア(SE)の仕事の内容に加え、自分らしさを大事にキャリアを形成していくのポイントについて詳しく解説をしていきます。

    未経験者でもすぐに理解できる!自分らしさを大事にする「システムエンジニア(SE)」の仕事とは

    システムエンジニアの「仕事の概要」「業務内容」「必要スキル・関連資格」「年収イメージとキャリア形成」「自分らしい働き方」について詳しく解説していきます。

    1. システムエンジニア(SE)の仕事の概要
    2. システムエンジニア(SE)の業務内容と必要スキル・関連資格
    3. システムエンジニア(SE)の年収イメージとキャリア形成
    4. システムエンジニア(SE)の自分らしい働き方
    1. システムエンジニア(SE)の仕事の概要

      システムエンジニアとは、情報処理系のシステム開発の上流工程を担う仕事で、要件定義、外部設計、内部設計などを担当するエンジニアを指します。

      設計から開発、テストまで一貫して設計を行い、開発を進めていく役割を担っています。

      プロジェクトにおいて、重要なポジションであるため納期が迫っている場面などでは、手の足りていない開発の支援やテストの支援なども行うため、オールラウンダーとしての力が求められるポジションと言えます。

      システムエンジニアは、クライアントがシステム開発を通して実現したいご要望を的確に汲み取り仕様に落とし込むことが重要な仕事になります。

      これを実現するためには、クライアントとの対話を重ねるだけではなくクライアントから提供される資料なども深く読み込み、クライアントの業務内容の把握はもちろんのこと、
      クライアントが明文化しきれていない要望を言語化し、すり合わせをしながらシステムの要件に落とし込むため、高いコミュニケーションや理解力が必要とされます。

      システムエンジニアがクライアントの要望を仕様書(設計書)にまとめ、開発をメインに行うプログラマーに正しく創り上げるべきシステムの内容を伝えるためには、論理的な思考力と過不足のないコミュニケーションの中でも文章力がもとめられます。

      システムエンジニアは、クライアントの要望を満たすシステムを創り上げるために、どのような機能が必要か、どのような技術で実現することが可能かを検討する仕事であるため、
      プログラミングからデータベース、ネットワーク、セキュリティなど幅広い技術に対する知見が必要になるため、主流で使われている技術だけでなく最新技術に対する情報感度も求められます。

    2. システムエンジニア(SE)の業務内容と必要スキル・関連資格

      【業務内容】
      ・クライアントとの折衝
      ・クライアントの業務分析
      ・システムの提案・要件定義
      ・システムの設計書作成
      ・システムの開発・テスト
      ・システムの運用・保守
      ・マニュアルの作成

      【必要スキル】
      ・クライアントの業務知識
      ・設計書作成のための国語力(文章伝達力)
      ・使用する技術(言語)に対する知識
      ・コミュニケーションスキル
      ・論理的思考

      【関連資格】
      ・基本情報技術者試験
      ・応用情報技術者試験
      ・クライアント業務に関連する資格(例:会計システム→日商簿記 など)

    3. システムエンジニア(SE)の年収イメージとキャリア形成

      システムエンジニアの年収は、「300万円~700万円」がボリュームゾーンで仕事の内容と所属する会社がどの工程の仕事を受けているかで大きく異なる傾向にあります。

      システムエンジニアのキャリアは、業務系アプリケーションを開発する「オープン系システム」、汎用機で使用するシステムを開発するシステム開発する「汎用システム」、
      Webアプリケーションを開発するシステム開発「Web系システム」のいずれかのシステム設計に携わることになります。

      最初はプログラミングの実務から入ることが多く、一定期間プログラミングの実務を積んだ後に、システムエンジニアとしてシステム構築の上流工程を担うことになります。

      システムエンジニアは、顧客との折衝を行うことからITコンサルタントや大手企業の社内SE、ベンチャー企業のCTOに転身するケースも少なくありません。

      こうしたキャリア形成において、キャリアアップを行いエンジニアとしての自身の価値を上げ、年収をアップさせていく事が基本的なキャリア形成の路線になります。

    4. システムエンジニア(SE)の自分らしい働き方

      システムエンジニアは、リモートワークが非常にしやすい職業のひとつであるため、都心部のオフィスに通勤をすることが必ずしも前提ではないケースが多いのも特徴のひとつです。

      そのため、自分らしい働き方をしていきたいという想いの強い方が、就職活動時に検討する職種になってきているため、人気の職種と言えます。

      たとえば山登りが好きな方であれば、週末山登りに行きやすい長野県に住みながら平日はリモートワークで勤務するというケースや生まれ育った地元に住みリモートワークで勤務するというケースも増えています。

      ライフワークとして趣味を大事にしたい、生まれ育った環境で親や友人との日常の中で暮らしていきたいなど、自分らしい生き方を実現しやすい職種であると言えます。

    おわりに

    システムエンジニア(SE)は、今後更に需要が高まる仕事の最たる職種であることは間違いありません。

    技術の仕事であるため理系出身者が多いのは事実ですが、クライアントの折衝がある仕事であるため文系出身者も非常に多い職種です。

    また、他の職種からの転職組も多くキャリア形成が多様な人気の職種です。

    さらに、働き方に自由度を持ちやすい職種でもあるため、自分らしさを大事にした働き方をしていきたいという方にとっては非常にフィットした職種であると言えます。

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