Columnコラム

Swiftとは？

Swiftは、iOSなどで使えるアプリケーションを開発するためにApple社が開発した言語です。

登場前、iOSアプリを作るために使われていた「Objective-C」に代わる言語として開発されました

Apple社が開発したこともあり、基本的にはmacOSでの開発を想定した言語ですが、Windows10のサポートが開始されたことを受け、以降はWindowsでもプログラミングを行える環境が作りやすくなっています。

今までアプリ開発で使われてきたObjective-CはC言語をベースにした言語であり、豊富なライブラリを強みとする言語です。

一方で表記がわかりにくく、Apple製品に特化した言語であり、新しく習得するための敷居が高いことが課題でした。

「世界中の人たちに使ってもらう」ことがSwiftが開発された背景と考えられています。

Swiftを活用した仕事とは？

一般的にアプリケーションの環境やデバイスなどによって採用される開発言語は変わります。

しかし、Apple製品向けのアプリはすべてSwiftで開発できるため、Swiftを習得すればApple製品のすべてを扱うことができます。

そのため、Swiftを活用した仕事は、Appleが開発しているOS向けアプリに関連する仕事が中心になります。

Swiftを活用した仕事は、主に4つに分類されます。

その内訳は、iOSアプリの開発、Macアプリの開発、Apple Watchアプリの開発、Webアプリケーション開発の4つです。
　①iOSアプリの開発
　②Macアプリの開発
　③Apple Watchアプリの開発
　④Webアプリケーション開発

①iOSアプリ開発
iOSはiPhoneとiPadで使用されているOSです。

Swiftはこれらのデバイスで動作するアプリの開発が可能です。 日本ではiOSのシェアが約50%と高いにもかかわらず、Swiftエンジニアは不足しているため、Swiftを習得することで早期に活躍することも可能です。

②Macアプリの開発
Swiftを活用すれば、MacBook、MacBookAir、MacBook Proなどで動くMacアプリを開発できます。

Swiftはもちろん、Macのハードウェアやソフトウェアの開発に用いられているプログラミング言語は全てApple社が開発しています。

そのため、Swiftならディスクやメモリなど、コンピュータの深い部分やハードウェアに関わるアプリを作ることができます。

③Apple Watchアプリ開発
Apple Watchは、機械式腕時計を含めて世界で一番売れている腕時計です。

Apple Watchには心拍数や血中酸素濃度を測定するための生体センサが複数搭載されています。

Swiftを活用すれば、これらのセンサから得られる情報を活用するアプリ開発も可能です。

④Webアプリケーションの開発
SwiftはWebアプリケーションの開発にも利用されています。

他言語でWebアプリケーションを作成する場合、JavaScriptやJava、Ruby、Pythonなどの言語の他、HTMLやCSSなど様々な言語が必要になります。

SwiftはWebアプリケーション、Webサーバーの両方を作れるため、他の言語を使用することなく完結できるというメリットがあります。 実際に活躍している実績は少ないものの、将来性の高い言語といえます。